探偵の何気ない日常
本当の幸せとはなんでしょうか。
子どもの幸せ?夢の実現?毎日何も無いけど平和な日常?
私たち探偵は誰かの幸せ、不幸を見つめる一番近い距離にいます。浮気の現場では幸せと不幸の両面を客観的な立場で見なければなりません。また素行調査では対象者の何気ない日常を見つめなければなりません。所在調査では場合によっては悲しい結果になることがあります。
あらゆる調査により幸せや不幸に対して感覚が麻痺しているようになってきたかもしれません。
つい最近ですが、その幸せを強く感じることがありました。そして、この仕事をしてきた中で最も大きな幸せを見たと思います。
娘さんの結婚相手の調査だったのですが、結果的には何も怪しい部分はなく終了しました。
実は調査依頼の商談の際に娘さんの幸せを思う気持ちについて感動してしまいました。
本当に幸せを想う気持ちというものは、感情が麻痺しかけていた自分が聞いても感動するものだと実感しました。
この仕事の収穫は怪しい行動の先にある問題の事実確認と思われがちです。しかし、何もなく平穏な生活を送ることができることが最大の収穫であり希望でもあります。
調査を行って何もないと損をしたような気持ちになる依頼者が存在しますが、何もなかったと安心して相手を信じれることができることは最も重要なことだったのではないかと思っています。
この調査を任せてくれたご依頼者様、会社に感謝しています。