横領問題
よくあるニュースの中に「横領」という言葉を耳にします。従業員がお店や会社の売上金、商品等の窃盗行為です。
よくある話ですが、閉店後に売上金を専用バッグに詰めてスタッフに渡し、帰りがけに銀行の夜間金庫に入れるよう指示します。しかしこれは「現金の処理を従業員一人に任せるな」というリスク管理の鉄則に反する行為で、自ら会社の資金を危険にさらしている行為です。また、集金業務のある企業も注意が必要です。大金が入った鞄を持ち歩いているので襲われないように教育を徹底しましょう。それに、目の前に現金があるという状況をもっとシビアに考えなくてはなりません。残念なことにこの横領による着服金はギャンブルや娯楽に使っておりほとんどが戻ってきません。ですので未然に防ぐことが重要です。特に中小企業に多いので経営者の方は以下の点をチェックしてみて下さい。
○採用時に修行規則の確認をし、現金の取り扱いに関しての規則の徹底、誓約書への記入
○売上金や高額商品の取り扱いをバイトや、ある特定のスタッフに任せきりになっていないか
○適切なセキュリティ投資を行っているか
○スタッフが異常に気付いたら経営者に伝えやすい環境を整えているか
○普段からスタッフの労をねぎらっているか
上記の点を徹底していれば「横領」という被害を軽減させることができるでしょう。また悩んでいるスタッフの悩みを聞いたり、コミュニケーションを円滑にすることで不正の気持ちを持たせないようにしましょう。
従業員が何かを企んでいる様子がある、社内で異変が起こったなどの信用調査相談は西日本リサーチが無料にて相談承っております。