DV(ドメスティック・バイオレンス)の種類
DV(ドメスティック・バイオレンス)は直訳すると、家庭内暴力とされます。
ただし、DV防止法では、DVは「身体的な暴力(身体に対する不法な攻撃で会って生命
または身体に危害を及ぼすもの)」はもちろん、
「これに準ずる心身に有害な影響を及ぼす行動」とされています。
つまり、精神的な暴力もDVとされているのです。
DVとされる具体的な暴力には、以下のようなものがあります。
⓵ 身体的暴力・・・殴る、蹴る、髪を引っ張る、引きずり回す、凶器で身体を傷つける、
物を投げつけるなど、身体への暴力です。
⓶ 性的暴力・・・セックスを強要する、中絶を強要する、避妊に協力的でないなどです。
⓷ 心理的暴力・・・「能なし」「お前は誰にも相手にされない」「お前はおかしい」など
人格をけなす、相手の成育歴や親類、学歴などをばかにする、徹底的に無視するなどの行動です。
「自分が悪い」と思い込ませてしまいます。
⓸ 経済的暴力・・・生活費を極端に少ない額しか渡さない、自分勝手にお金を使う、妻の収入を自分のものにするなどです。
⓹ 社会的暴力・・・友達と会うのを制限する、実家に行かせない、付き合いを見張るなど、妻の行動を制限または封じ、社会から隔離しようとする行為です。加害者への依存が増しやすく、被害者は自信を失い、次第に自ら社会とのかかわりを避けようとすることもあります。
⓺ 子供を利用した暴力・・・子供に妻の悪口を言う、子供を脅すなど、子供を苦しめて妻を苦しめる行為などです。
思い当たるところがあれば、各種相談機関に相談しましょう。