別れた妻の生活の面倒を見る義務はある?
◎ 妻と子の違い
離婚しても親子関係はなくなりませんから、相手側が引き取った子供に対しても
扶養義務は残ります。
夫婦は離婚してしまえば他人ですかた、お互いの扶養義務はなくなるのが原則です。
◎扶養的財産分与
しかし、夫婦の共有財産を清算し、慰謝料などの損害賠償を認めてもなお、
一方の配偶者(例えば妻)が離婚後の生活に困る場合は、他方の配偶者(夫)に
一定範囲での扶養の責任を負わせるべきだと考えられています。
離婚後の扶養は、財産分与の一つの内容とされその限りで保障されています。
妻が離婚後収入がない、または低収入の場合の問題ですから
妻に十分生活できる収入のある場合は不要です。
また夫が結婚によって仕事をやめた場合には、妻が夫に扶養料を払うことになります。