探偵は警察と協力するの?民間調査と司法の境界線|実際の事例と対応の流れ

はじめに|探偵と警察は協力するのか?
テレビドラマや映画、小説などでよく見るシーンに「探偵が事件現場に立ち会い、警察と連携して捜査に協力する」という場面があります。
実際に探偵業を営む私たちも、「本当に警察と関わることがあるんですか?」と聞かれることがあります。
今回は、民間探偵と警察の関係性について、実際の調査事例も交えながら解説いたします。
探偵に対する警察からの捜査依頼はある?
結論から言えば、警察から探偵に対して「捜査協力」を正式に依頼されることは非常に稀です。
なぜなら探偵は民間事業者であり、司法機関ではないからです。
ただし、調査中に刑事事件に繋がるような事実を発見することはあります。この場合、私たちは状況を冷静に判断し、依頼者の同意を得たうえで警察に情報提供を行うことがあります。
実際の事例①|浮気調査から違法カジノの出入りを発見
あるご依頼で、「夫の帰りが遅く、浮気をしているかもしれない」とのご相談がありました。
仕事終わりから帰宅までの動向を調査したところ、なんと浮気ではなく違法カジノに通っていることが判明したのです。
このような場合、探偵としては証拠をしっかりと記録し、依頼者に報告。
「この情報を警察に提供するかどうか」を確認し、ご本人の許可が得られた段階で警察に情報提供を行いました。
実際の事例②|婚約者の素行調査で結婚詐欺が発覚
別のケースでは、結婚を控えた女性から「婚約者の行動が怪しい」という相談を受けました。
素行調査を行った結果、複数の女性と同時に交際し、金銭を巻き上げている事実が発覚。
これは結婚詐欺に該当する可能性がありました。
この場合も、証拠を依頼者に提示したうえで、最終的な判断は依頼者に委ねます。探偵は司法ではないため、勝手に警察に通報することは絶対にありません。
探偵が警察に情報提供する条件とは
探偵が警察に情報提供をする際には、必ず依頼者の許可を得る必要があります。
私たちは依頼者のプライバシーを守る立場でもあるため、調査中にどんなに重大な事実が判明しても、独断では通報・報告はいたしません。
情報提供の一般的な流れ
- 調査結果を依頼者へ報告
- 刑事事件に該当する可能性がある場合、警察への提供を提案
- 依頼者からの正式な許可を得た後、警察に情報を共有
まとめ|探偵の仕事は“裏側”で社会に貢献している
探偵は警察のような公的機関ではありませんが、日々の調査の中で社会的に重要な情報を拾い上げる役割を果たしています。
そして、その情報を正しく活用するためには依頼者の理解と信頼が不可欠です。
探偵と警察は別々の存在ですが、共に“真実を明らかにする”ために存在しています。
調査中に予期せぬ事件が発生した場合でも、私たちは冷静に対処し、誠実に依頼者に寄り添いながら進めていきます。
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